朝起きて、首が突っ張るように痛みがあったり、左右を向けなくなったりする、起床時の首の痛みを「寝違い」といいます。
正式には、「急性頚部捻挫」といいます。
この寝違いは、人によっては何回も繰り返し経験している方もいると思います。
原因は色々とあり、整形外科学会の資料を見ましても、”これが原因”といったはっきりとしたものはないと記載されています。
睡眠時の姿勢が原因で筋肉を捻り痛みを作ったり、
普段からの姿勢不良によりできた頸椎の7番目と胸椎の1番目の歪みが原因で、痛みを引き起こしたという事が考えられます。

痛みが残る場合は頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、頚椎症性脊髄症、転移性脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、強直性脊椎炎、関節リウマチの可能性もありますので、その場合は早めに病院に行き検査される事をオススメします。

では寝違いになったらまずはどうしたら早く治るかをお伝えいたします。

１．安静　
これは基本です。首を動かさず、体ごと動くつもりぐらいがいいと思います。

痛みを確認する為に何回も動かす方がおられますが、それは痛みを強くすることにつながりますのでやめましょう。

２．アイシング
痛みが出ている場所は、氷水で冷やす事をオススメいたします。湿布やアイスノンは使わないようにして下さい。

３．揉まない
何かと触りたくなると思いますが、筋肉に傷がある場合は傷口を広げる事になりますので、ご自分ではもちろんご家族の方にも揉んでもらわないようにして下さい。次の日には悪化する事が多いです。

以上の３つを守って頂けると、３日～１週間でよくなると思います。
それでも痛みが引かない方や、今後寝違いを繰り返したくないという方は、まつなが整骨院くりえいと院までご相談下さい。
体の歪みを整えて、痛みの出にくい体を作っていきましょう！